りゅうちぇるの死について、Twitterの世界では、ホルモンを打ったせいだという意見を多く見かけます。
けれども、それならLGBTへの偏見や無理解は、問題ではないことになってしまいます。
むしろ、ホルモン治療でしか性自認が支えられないなら、LGBTは無理がある存在になります。
性別を超えた存在として有名な美輪明宏は、
『恋愛論完』を読むと、少年時代は「気持ち悪がられた」と言っています。
よしりん先生と対談したとき、すごく美しかった。
ホルモン治療などなかったであろう、あの時代に。
そして著名人はもちろん、多くの人々がその存在を受け入れていた。
りゅうちぇるの死の問題は、病理学的な話ではなく、差別の問題だと思います。